PRIUSが共共拠点期末評価で高評価
文部科学省は2021年10月29日付で、国立大学共同利用・共同研究拠点(共共拠点)の期末評価結果を発表し、GRCが運用する先進超高圧科学研究拠点(PRIUS)に対して最高区分のS評価が与えられました。
本期末評価は、国立大学法人化第三期中期目標期間(平成28年度~令和3年度)における計79の共共拠点の活動内容に対して行われ、それぞれS(18拠点)・A(39拠点)・A-(17拠点)・B(5拠点)・C(0拠点)の評価が与えられました。PRIUSに対しては、最も拠点数の多い理工学系(共同研究型)の18の単独拠点のうち、京都大学基礎物理学研究所・名古屋大学宇宙地球環境研究所が運用する2拠点とともに、S評価が与えられました。地方大学の共共拠点がS評価を得ることは極めて稀であり、多くの参加を頂いたPRIUS利用者の皆さまと推進した拠点の活動が高く評価された結果となりました。PRIUS利用者・協議会委員を始めとした関係各位のご参画・ご協力にお礼申し上げます。
なお、審査結果に付記された評価コメントは以下の通りです:
「先進超高圧科学の中核的拠点として、比較的小規模な研究施設ながら世界的にも他の追随を許さない独自の優れた研究設備と技術を基盤として、国際的な共同研究の実績も多く研究教育の国際化が非常に進んでおり、かつ共同利用・共同研究活動も活発に行われており、関連コミュニティへの貢献も非常に高く評価できる。今後は、超高圧科学に関する技術開発を更に進めてその独自性と特色を一層追及するとともに、現在進めている地球惑星科学にとどまらない物理学・化学・材料科学分野等との学際的な研究活動への更なる拡大も期待される。」