坪川研究員が鉱物科学会学生論文賞を受賞

坪川祐美子(左)、榎並正樹鉱物科学会会長(右)。

 GRCの特別研究員、坪川祐美子さんらがJournal of Mineralogical and Petrological Sciences (JMPS) に投稿した論文が、2018年度日本鉱物科学会学生論文賞(第8回)に選出され、2019年9月20日(金)~22日(日)に九州大学にて開催された同学会年会で授賞式が行われました。

 JMPSは日本鉱物科学会が発行する英文誌で、同学会は日本鉱物学会と日本岩石鉱物鉱床学会の統合により2007年に設立されました。同学会学生論文賞は、学生会員である筆頭著者が同誌に投稿した論文のうち、鉱物科学の発展に特に寄与した論文に対し贈呈されるもので、今回受賞した2件のうちの1つに選ばれました。
 対象論文は坪川さんが横浜国立大学大学院博士課程在籍中に、その研究成果を投稿したもので、東南極大陸セールロンダーネ山地メーフェルに産する泥質変成岩中に正の累帯構造を保持したザクロ石を見出し、岩石学的・鉱物学的記載と分析・解析からその泥質変成岩の温度-圧力履歴・形成過程を明らかにしています。同山地は東西ゴンドワナ大陸の衝突帯内部に位置していたと考えられ、ゴンドワナ超大陸の集合過程を解析するための鍵となる地域であり、モナザイトのU-Th-Pb年代測定とザクロ石の累帯組成・包有物鉱物から推定した温度-圧力履歴を組み合わせ、泥質変成岩の塁進変成作用を引き起こしたテクトニクスについて議論している点が評価されました。

 なお、坪川さんは現在GRCで日本学術振興会特別研究員として、上部マントル条件下における斜方輝石の変形強度に関する実験的研究を行っています。

【受賞対象論文】
Yumiko TSUBOKAWA, Masahiro ISHIKAWA, Tetsuo KAWAKAMI, Tomokazu HOKADA, M. SATISH–KUMAR, Noriyoshi TSUCHIYA, Geoffrey, H. GRANTHAM, Pressure–temperature–time path of a metapelite from Mefjell, Sør Rondane Mountains, East Antarctica, Journal of Mineralogical and Petrological Sciences, 112-2, 77-87, doi: 10.2465/jmps.160919, 2017.

【参考HP】
日本鉱物科学会 http://jams.la.coocan.jp/index.html

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