(概要)
　企業における研究の目的は、新しい商品を市場に出し、社会へ貢献するとともに投資額以上の利益を得て自社を成長させることであ る。アカデミック機関での研究とは、求められるアウトプットや取り組み姿勢に大きな違いがあり、評価基準も異なる。しかし、人材として 望まれる資質には一つの共通点がある。講演者は、企業で25年間にわたりダイヤモンドや硬質材料の研究に携わってきた。その経験 を基に、企業における研究の実情や、企業の研究者（技術者）としてあるべき姿についての私見を述べる。これからの進路を検討され ている学生や若手研究者の方々の参考になれば幸いである。

（内容）

1. 企業における研究の実情
2. アカデミック研究との違いと共通点
3. 企業研究者として求められること
4. 企業で研究をしたい人へ