荒川雅さん(東大博士後期課程)に、日本惑星科学会最優秀発表賞、雪氷研究大会学生奨励賞
東京大学附属地殻化学実験施設(GCRC)の博士後期課程院生の荒川雅さんが、2件の学会賞を受賞しました。一つは、10月6-8日に名古屋で開催された日本惑星科学会2010年秋季講演会で発表した「中性子および赤外線による氷結晶の構造解明と惑星科学への応用」(共著者:鍵裕之さん, Jaime A. Fernandez-Bacaさん, Bryan C. Chakoumakosさん, 深澤裕さん)に対する最優秀発表賞です。もう一つは,9月27-29日に仙台で開催された(社)日本雪氷学会・日本雪工学会雪氷研究大会で発表した「強誘電性氷の生成を促すメモリー効果の発見」(共著者:鍵裕之さん, Jaime A. Fernandez-Bacaさん, Bryan C. Chakoumakosさん, 深澤裕さん)に対する学生奨励賞です。荒川さんは、氷の多様な相構造・相関係を中性子散乱・赤外線吸収スペクトルなどの技術を用いて精力的な研究活動を行っています。荒川さんの最新研究成果は、本年5月発行のニュースレターNo. 5でも紹介しています (HP左側のメニュー「出版物」からご覧下さい)。