Nature誌(12/20号)に安東淳一氏の論文掲載
イギリスのネイチャー誌は最も引用度の高い総合科学誌として有名ですが、2001年 12月20日の414巻(893-895)に広島大学の安東淳一氏の論文が掲載され、特にインパ クトのある研究を紹介するハイライト欄でも取り上げられています。同氏の研究は マントル上部で最も重要な鉱物であるかんらん石中に、初めて転位クリープに伴う化
学組成のゾーニングを見い出したもので、深発地震の原因解明にも結びつくことが期
待されます。安東氏は以前GRCの超高圧グループに学振特別研究員として在籍し、ま
た現在も共同研究をすすめております。
なお、Nature Japanの公式HPには大学別の過去10年間の同誌への掲載数が公開さ れています(http://www.natureasia.com/japan/nature/top10/daigaku.html)。こ れによれば過去10年間の掲載数は広島大学は7件、愛媛大学は3件ですが後者はす べてGRCスタッフによる論文です。