日本高圧力学会の平成22年度奨励賞にGRC丹下慶範助教と、上級研究員センター上級研究員西原遊氏(GRC関係)がそれぞれ選出され、平成22年10月20日(水)〜22日(金)に仙台市で開催された第51回高圧討論会の総会にて表彰されました。同学会は高圧力を手段として用いる物理学、化学、地球科学、生物学、材料科学などの学際的学会で、奨励賞は高圧力の科学・技術の進歩に貢献した若手研究者・技術者2名までに贈呈されます。丹下助教は焼結ダイヤモンドを用いた超高圧発生と新しい状態方程式の確立に関する業績が、また西原上級研究員は高圧下での流動特性・弾性に関する業績が高く評価されたものです。同じ大学の同じ分野から選出されたのは今回が初めてであり、GRCの研究面での高い水準を示す快挙といえるでしょう。また、同高圧討論会では、GRCで研究をすすめている理工学研究科磯部太志君(D1、指導教員:入舩センター長)が、3件のポスター賞のうちの1件に選出され、懇親会において表彰されました。発表タイトルは「大型川井型マルチアンビル装置を用いた1cm級ナノ多結晶ダイヤモンドの合成」です。
丹下助教、西原上級研究員に日本高圧力学会奨励賞