平成23年10月14日(金)〜15日(土)の2日間,センターの世界トップレベルの超高圧装置群と実験技術を応用し,超高圧物質科学分野における学際的研究の新たな展開を期すため,全国の高圧物質科学・物性科学・無機化学等の分野の研究者によるシンポジウム「高圧下における材料合成」を開催しました。
本シンポジウムは,ともにJSTの「さきがけ」事業に平成23年度,平成22年度にそれぞれ採択された,GRCの西山宣正准教授と大学院理工学研究科(理学部化学科)の山田幾也助教(GRC研究員)を中心に,全国から13件の招待講演の他,愛媛大学から入舩徹男GRCセンター長・西山准教授・山田助教・松下正史大学院理工学研究科(工学部機械工学科)助教(GRC研究員)による口頭発表が,また関連研究者やGRCの新物質合成グループメンバーによる16件のポスター発表をおこないました。通常の関連分野の会合と異なり,互いに初対面の研究者が多い中,特にポスターセッションでは,センター長から差し入れられた愛媛大学の新ブランド商品「えみかヴァイツェン・ビール」片手に,熱い議論が交わされました。
なお,本シンポジウムは,GRCにおいて本年度から始まった研究推進プロジェクト「大容量超高圧合成装置を用いた超硬物質・高温超電導物質の開発〜地球に学ぶ新しい物質科学の学際的展開〜」(代表入舩センター長)のキックオフシンポジウムとして,またGRC設立10周年に際し,センターの新たな方向性を示す研究教育活動の一環としておこないました。
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高圧物質科学シンポジウム「高圧下における材料合成」を開催