平成26年11月22日(土)〜24日(月)に徳島大学で開催された日本高圧力学会主催の第55回高圧討論会において,GRCの西真之助教が,同学会から新進気鋭の研究者に授与される奨励賞を受賞しました。
高圧討論会は長い伝統を持つ学際的な会議で,第55回目にあたる本年は400名余りの参加のもと徳島大学で3日間に渡り開催されました。会期中に開かれた総会において,同学会賞1名,及び西助教を含む2名の奨励賞授賞者に賞状と副賞が授与されました。奨励賞は,35歳以下の会員の中から高圧力の科学と技術に関する新進気鋭の研究者2名以内に授与され,西助教の受賞理由は「マントル及び沈み込むプレート物質の高温高圧下での安定性と動的挙動の解明」です。
西助教は入舩徹男センター長のもとで学振特別研究員・WPI研究員を経て,本年9月より助教に採用され,大型超高圧装置と放射光を組み合わせ,マントル及び沈み込むプレート物質の相転移やその動的挙動に関する先進的研究成果を挙げており,下部マントル領域における含水高圧相”Phase
H”を発見 (Nishi et al., Nature Geoscience, 2014をご参照下さい) するなど,国際的にも大きな注目を集めています。
西真之助教が日本高圧力学会奨励賞を受賞