GRCで開発された独自の超高圧焼結体合成技術・放射光X線その場観察技術・超高圧発生技術と、ニューヨーク州立大学・オーストラリア国立大学で開発された超音波測定技術を組み合わせ、SPring-8においてマントル遷移層に対応する約20万気圧、1400度C領域での精密弾性波速度測定が世界に先駆けておこなわれました。この結果マントル遷移層の主要鉱物であるringwooditeやmajoriteの弾性波速度が決定され、地震波速度観測データと比較することによりマントル遷移層の化学組成に重要な制約を与えました。これらの一連の研究成果は、Nature誌(2008.2.14号)の他専門誌に発表されるとともに、同様の手法を用いて様々な重要な研究成果があがりつつあります。
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Nature誌に研究成果発表